20200323
そろそろ一昨日のことについて書こうと思った。
TrackCruising Release Party!!!
【3/21 Track Cruising. Release Party!!!】新世代トラックメイカーの饗宴「Track Cruising. Release Party!!!」に、全てのきっかけとなったDTMワークショップ「Potluck Lab.」の登壇者でもあり第一線を駆け抜けるDJ「Batsu」のゲスト参戦が大決定!!バイブスはさらなる高みへ!!! pic.twitter.com/TwRIjlaF2E
— 京都メトロ (@metro_kyoto) 2020年3月13日
実は緊張しすぎてこの1カ月ぐらいずっと自律神経バグってた。
当日リハ時間の30分前に到着してくださいとのことだったので
1時間前につくように家を出たら
30分前に着いた。
なんで?
初手でnagaseさんとKATさんを間違えて話しかけてしまう。
「何とは言いませんが,わかりますよ」とnagaseさんに気を使われてしまう。
何とは言えなかったけれど,すごく申し訳なかった。
リハで京都メトロのCDJと初めて対面した時に,全然普段触ってるCDJと予想と違ったので
既にDJ中に曲を止めてしまったときの言い訳をずっと考えてた。
hoshiasahiさんがDJブースに立ってオープン
既に客入りがすごい。
hoshiさんがすっごい堂々とDJしてるから「すげぇな……」って思った。
めちゃくちゃオープンにぴったりのDJで感動した。
hoshiさんからjizo inc.さん
流れるように音がつながり体が自然に揺れだす。
雨から水面へと流れるように
それがmtknさんにつながって体が泡のようにはじけだす。
炭酸水のような水の流れはKATさんの間欠泉のような激しい噴出へ
音の水は再び流れを緩め,MERCYくんのDJにて水草を揺らすように漂い始める。
この時気づいたけど,僕はてっきりDJはまとめてやるのかなと思っていたので,LIVEとLIVEの間に挟み込まれるように出番が回ってくるようなタイムスケジュールを見た時にはかなり驚いたのだけれど,本番になってみるとDJがいい感じにアイキャッチのような役割をはたしていて,すごく良い。
ちょっとお腹痛くなってきた。トイレ行ってくる。
行ってきた。
どこまで書いたっけな。
あ,そうだ。ちなみにMERCYくんは僕が当日に着てたRage against the machineのパーカーにイベント中に言及してくれた2人のうちの1人という猛者だった。
あと住んでるところが近い。同じ,治安に不安がないと胸を張って言い切れないところに住んでる。
そのあとcoMe+toさん。
完全にその日一番楽しんでいる人の動きをしてた。
観てるこっちも楽しくなってきちゃった。
coMe+toさんが宇宙旅行だとしたら,続くnono.musiqさんは天界のような透き通る空間だった。
ちなみにnono.musiqさんは,低音の鳴りを体感するためにミックスを車のウーファーを使って行うんだそう。
同じことやってるって言ってた人が同じく今日の出演者のラグナセカの韋駄天くん
けど,近頃廃車になるからミックスどうしようって言ってて
「いいじゃん,乗れなくてもでっかいサブウーファーだと思ったら」
って言ったら,すっげえ曖昧な笑顔をしてくれた。
nono.musiqさんが黄金色の光が差し込む天界だとしたら
the Fubarsの奏でる音は夜という天蓋の中に煌めく街の瞬きだった。
またBLANKEY JET CITYの話とかしたいな。
そのままmaybeさんへ
揺れる乾いた2stepから
ほーりーAさんのトンデモテクノサウンドにつながっていくのは凄かった。
ていうか第1回目のPotluck.labの時の講評サンプリングしてるの凄いな。思わずエモ感情(ってなに?)になった。
ステージは反対側,qoopooさんの出番になるとキラキラ度はどんどん増していく。
そんな中で流れる「おジャ魔女カーニバル‼」のREMIX
荒ぶるフロア
いま日曜9時なのかな?
higmaさんは新曲も流してた。
higmaさん本人は不安がってたけどhigmaさんの曲はクラブで聴いた方が良いよ。低音が良いから。
そのあと僕。
序盤緊張で肩に力入りすぎてイコライザいじる手が焼き鳥を焼いてるかのような所作になってた。
あと途中カメラ向けられたからピースしたけど,ピースをしている自分を見ている自意識に勝てなくてすぐに引っ込めてしまった。
楽しかった。
そのあとのプリプリエスパーさんの曲を聴きながら飲むビールは最高においしかった。
プリプリエスパーさんは優しい表情をしてるけど,実は一番Illumaticな存在で,関西に来るとき毎回その日の宿を確保しないままお酒の席で寝ようとする。
ラグナセカの2人は衣装もそろってて,仲良さそう。小気味の良い音がポップ。
僕も相方がいるけど基本彼は音楽はノータッチなので羨ましい。彼がいれば呑めない煙草を呑む必要もないのだけれど。
GakuiさんはDJうますぎて,遊びに来てた知り合いが「あの人,プロ?」って聞いてた。
めっちゃ盛り上がってる時にミスって音止めたのも逆にすごい盛り上がった。あんなに盛り上げられるの凄いな。
後から知ったけどGakuiさんも僕とMERCYくんと同じで,大阪のあまり上品ではない家賃激安地域に住んでた。
DJはお金がないから,いつ流されるかわからない川の近くの地域に住みがち。
けど僕は今まで住んできた街の中で一番この街を愛してるんや……!
MERCYくんが言ってた,最寄りの駅から一万円札を口にくわえたおっさんがガニ股で改札から出てきた話,めちゃくちゃ笑ってしまう。
そのあとHINAさんがとんでもないリズムとベースを響かせたから,音の壁に押しつぶされそうになった。
絶対でかいサウンドシステムのあるところで聴きたい人やなって思った。
rudolfさんは自分でボーカルとって,凄いな。僕も歌が上手ければな。
新曲も発表されてるみたいですぜ,アニキ。
【New Release】
— OMOIDE LABEL (@omoidel) 2020年3月20日
"iu" by rudolf(@rdlfkz)
この作品はTrack Cruising.(@trackcruising)という企画で公開されたものに本人によるextended mix acoustic takeを加えてシングルカット・リカットという形での公開です
ARTWORKはoctahttps://t.co/U6fNH6v79L pic.twitter.com/GWuYebGKs1
とみめいさんは代名詞のボーカルチョップを最大限に魅せてくれた。
びっくりしたのは,このライブセットの7曲を2週間で作ったんだって。すっげ。
打ち上げで,とみめいさんとjizoさんから「歯磨きをするように毎日DAWを開かなきゃいけない」って言われて「歯磨きすら忘れる日あるのに……」って落ち込んでると「DAW開かなくていいから歯磨きを忘れるな」って慰められた。
BatsuさんのDJはマジで圧巻すぎてやべ~って感じだった。
曲が変わるたびに盛り上がるのってすごいな。
全然しっくりこないこと言いますけど,初めて次郎系ラーメンを目の前に置かれた時同じ気持ちだったような気がする。全然しっくりこないけど。
"分け入っても分け入っても厚い肉"
これ何のはなし?
僕だったらこのBatsuさんの盛り上がりの後でやるのめちゃくちゃ荷が重いけど,nagaseさんは流石だった。
凄くクールで理性的なサウンドで,緻密に音を組み立てていくようなライブだった。
さながらガッツリ系のあとの,透き通るようなスープに旨味を閉じ込めた中華そばのような
だから何のはなし?
そして最後の〆は芽田ぱに子さん
このコンピの最初の発起人で,この人がいなかったら今ここにはいないんだなって思うとすごく感じ入った。
けど,そんな感傷なんてどこ吹く風のよう,彼女の人となりと同じようにカラッと晴れ渡るようなステージ
けど,サウンドにはどこかそれだけではない愁いが含まれているように思えるのが,やはり魅力なんでしょうね。
最後に,このイベントの原点であるアリムラさんからシャンパンを頂く。
乾杯。
ありがたい。
最後に,イベントを影から,けれども全身全霊で支えてくださった藤原さんにお礼を言いにいく。
慣れない初舞台にもかかわらずここまで自分ができたのは藤原さんのおかげだったと本当に思ってます。
「そんなことないですよ」とさらっと言ってのける姿がカッコよかったです。
頭を下げた僕に「……Rage against the machineですね」とパーカーを指さして笑ってくれたのが粋でした。
最後に,この度来場いただいた皆様大変ありがとうございました。また機会があればDJしますんで遊びに来てください。ともに杯を交わしましょう。
Big Love.
p.s.
打ち上げでMERCY君が「じゃあキキミミさん,Rage against the machineについて語りましょうか」って言うとゾロゾロとRage against the machine好きが輪になって集まってきた中で,真ん中に取り囲まれたhigmaさんが「誰⁉それ⁉なんでみんな知ってるの⁉怖い!!」と取り乱してたのが面白かったです。