2021年3月28日
曲を作ってて思うことが,本当にポップスとダンスミュージックは違うんだなって思った。
もちろん,ダンスミュージックをポップス風に作るってことはできるし,EDMとかそうだと思うんだけど
けどクラシックやジャズがポップスと違うように,ダンスミュージックもポップスと違うんだなってことを最近になってようやく理解した。
なるほどな……。
自分の曲とほかのプロデューサーの曲を聴くと,自分の曲は思いっきり正面からドンッって感じの曲なんだけど
ほかのプロデューサーの曲は余裕がある。斜に構えているというか。
盛り上げるところで盛り上げすぎない。盛り下がるところで盛り下げ過ぎない。
音を詰め込み過ぎず,展開を付けず,繰り返しの妙を用いてロングスパンでテンションを保つ。
これは3分といった中で盛り上がりを付けてゆくポップスとはそら違うわなという感じ。
だってDJセットって1時間ぐらいあるんだもん。
とすると,この曲自体も大きな盛り上がりの中の一部分でしかなく,この曲だけでは決して完成せず他の曲との関わりを持つことで初めて完成するような曲を作らなければいけない……。
ムズ過ぎん?
ダンスミュージックを作ることの難しさをある意味初めて理解した気がするわ。
結構自分としては大きな気づきであって,今までは結構ポップスの様式で曲を作ってきた感じがあるけど
どうやら全然違う脳みそを使うべき仕事なんだということを,俺は今になって理解してきたよ。
となると,やはりクラブというかダンスホールの雰囲気をちゃんと肌身に感じ続けるということが非常に重要なんだろうけど
惜しむらくは,コロナは全く収束の兆しを見せず,マンボウが泳ぎ続けるような世界になった。
マンボウ……。
もし俺,なんか動物飼うならマンボウがいいかも。かわいいし。
マンボウって曲作ろうかな。