2021年3月31日

そういや,昨日市役所で確定申告しようとして,ここじゃやってないって判って

 

「どこ行きゃあいんだ?」って携帯で調べてたら

 

なんぞ,50歳ぐらいの濁った色のチノパンに薄汚れたポロシャツを着たおっちゃんが

 

「あの~,すいません」って話しかけてきたから

 

「どうかしましたか?(僕は普通に丁寧な言葉遣いもすることができます。なぜなら育ちがいいから)」って返事したんすよ。したら,

 

そのおっちゃん,僕の後ろの上り階段を指さして

 

「いまそこから人が落ちてきましたか?」

 

って聞くんすよね。

 

は???

 

混乱。

 

そこには大体1分ぐらいいたんだけど,その間に人が落ちてきたなんてことはない。

 

それが1時間前とかなら,僕の知らないうちにそういうことがあったってことで別におかしくないんだけど,目の前のおっちゃんは「いまそこから」って言ったので,一時間前とかの話ではない。

 

は????

 

ってなって,子供のころの貴乃花みたいな顔を僕がしてたら,そのおじさんは

 

「ごめんなさい。僕,精神がバグってるんですわ」

 

って言ってきて

 

余計「????」ってなりながらも

 

「いや,人は落ちてきてないですよ」

 

って言うと

 

「よかった~。いや~そうですか。ありがとうございます。すみません。僕,精神がバグっとるので……」

 

ってもう一回言って

 

そのままおっちゃんは近くにあったトイレ行って

 

そっから出て,市役所から出ていくときにも

 

「落ちてきてないんですもんね。どうもすみませんね」

 

って挨拶してきた。

 

個性的なメンバーが多くて最高だな,この街は。

 

商店街には日中ずっと同じところでしゃがみこんでストロング缶を飲んでる,バカみたいに笑顔のばあちゃんいるし

 

日中のマンションの前で前髪をすだれみたいに垂らして,日本語ではない言語をひとりでしゃべってるおばちゃんもおるし

 

すんげぇ天気のいい公園で警官に羽交い絞めにされながら罵声で叫んでる姉ちゃんもおるし

 

一生飽きねえよ,この街。

 

いい街だぜ。

 

けどあのおじさん何だったんだろって思いながら

 

家でボーッと「Steins;Gate」っていうアニメ観てたらさ

 

そのアニメの中で主人公が,自分だけタイムスリップする前の世界線の記憶があるけど,ほかの人には全くそれが無くなってるから,マジでほかの人からしたら何言ってるかわかんねぇみたいな,そんな状態になってて

 

もしかして,あの人はちょこちょこタイムスリップしちゃってて,けど周りの人は世界線が変更されたことに気づいてない(記憶が改変されてる)ので,自分が体験したことが他の人には記憶されてないような

 

そんな世界で生きてんのかもしれねえなって思った。

 

だとしたら,大変だぜ。

 

どれがこの世界であったことで,どれがこの世界では起こらなかったことなのか

 

わけわかんなくなるもんな。

 

俺だってよくわかんなくなることことあるよ。

 

風呂入って,体洗ってるときに髪ってもう洗ったっけ?とか

 

今月家賃ってもう払ったんだったっけ?とか

 

アイツと俺って仲悪かったんだっけ?とか

 

そういうことが全然わかんなくなるんだけど

 

周りの人間も誰もそのことを覚えてなんかいねえんだよな。