20210705
「サマーウォーズ」を観たわよ。
掃除しながら観た。
なんか…まぁ毎年夏になるとなんとなくで観ちゃってんな。
俺はおばあちゃんが関係各所に電話をかけまくるシーンが一番感動する。あのシーンが一番好き。
なんかさぁ,俺たちが初めてあの映画を観た時って「なんで現実の権限とネットの権限が同等になってんだよ」とか「なんでひとつのプラットフォームに頼りっきりのシステムが構築されてんだよ」みたいな
そんなツッコミをしながら酒飲んで騒いでたような気がするんすけど
このまえGoogleのサーバーがエラー起こしてたとき,結構いろんなところに影響出てたから
いつの間にやら,あの世界に結構近づいてきてるんだなぁって思ったわ。
細田作品は結構「共同体」っていうのをテーマに物語を描こうっていうのがあったと思ってるんすけど。
サマーウォーズはオンラインの発達の中での「家族」っていう共同体のはなしだったと思うし
おおかみこどもの雨と雪も,異邦人として共同体にどう溶け込むか,もしくは共同体をどう形成するか,またどのような共同体に自身の居場所を置くのかとかといった感じで
バケモノの子は「家族」という存在にとらわれない共同体の可能性を探る…みたいな感じだった…と思うんだけど,結局最終的に「家族」的なところに向かって行ったな…って思った。
未来のミライは知らない。僕は観てないから。今度観るか。
まあこういった感じで「共同体」の中でどのように生きていくかというのがかなり重要なテーマだったと思う。
というか,2000年代ぐらいから細田作品に限らず,あらゆるコンテンツはずっとこの「共同体」というようなテーマを扱ってきたんだろうな。
ただ現実的なところだとまあ,この共同体の創出というところはなかなかできてない感じがする。とにかくネットワークが広がるだけ広がって,けど普段見えている世界はGoogleのサジェストの範囲内で,そしてそのGoogleのサジェストの範囲が共同体となっているかというと,決してそうではないという
興味の対象でつながるか……。しかし,俺は興味の対象なんてお互い合ってなくてもいいと思っちゃうわね。俺の友達はほとんど全員趣味が違うよ。FPS好きな奴もいれば,ボードゲームが好きな奴もいて,VTuberが好きな奴もいれば,月9のドラマが好きな奴もいて……。
別に俺たちゃ趣味があったから仲良くしてんじゃねえんだよな。趣味なんか全然違うからね。
まぁ何が言いてぇかっていうと,特に何も言いたいことがねえのよ。俺は俺の友達が健やかに穏やかに過ごしてほしいし,そのためには何か俺ができることがあったら助けになりたいってことぐらいしか……。
愛は祈りや,ワイは祈るンゴねぇ…。
それがまぁ人によっては一つの共同体になるのかもしれない。「家族」や「地域」といったような以前からある形ではない形での「共同体」の姿を模索するっつぅのが,いま大事なんじゃないすか。
知らん知らん知らん!俺はわからん!