20210709

最近ブログのネタが全部映画の話ばっかりになってきてんな。

 

他のことでも書くか…

 

と思ったけど,マジでコロナのせいでほとんどイベントらしいイベントにいけるわけでもなく,ブログに書けるような出来事がない。

 

久しぶりにキャベツ食ったら美味かったとかしかない。

 

あの~,セブンイレブンにキャベツのタレがあるじゃないですか。あれと袋詰めのキャベツ買ってきて,それを和えて夜食に食ったりしてる。ラーメン食ったりするよりマシだろって思って。

 

マジで毎日暑すぎるから,家の中にいるときは基本冷房つけるんだけど

 

エアコンのにおいがマジで酷くて,ちょっと見たらフィルター埃まみれのカビも生えてるっぽい感じで

 

朝起きると鼻水がズルズルいってるから

 

ちょっとエアコン清掃来てもらった方がいいかもしれんな,コレ。

 

けど賃貸だから,大家さんに連絡しないといけへんっぽい。

 

めんどくせぇ~。

 

最近,kindleで買った漫画で

 

サンプルで1話を読んだときに結構ちゃんと怖い感じのホラー漫画があったから

 

既刊を全部買って読んだんだけど,ちゃんと怖いのって1話だけで他の話は全然怖くなかったから残念だった…。

 

普通に昔読んだ「地獄先生ぬ~べ~」とかの方が怖かった気がする。今読んでも怖ぇのかな。

 

毎日鼻水だしてるせいか,なんか右耳中耳炎みたいになっちゃった。水が入ってるみたいで気持ち悪い……。

20210708

「哀しき獣」観たわよ。

 

ナ・ホンジン監督の2作目。

 

映画観始めた瞬間に,元のタイトルの「黄海」ってのがデカデカと表示されて「いや,どう考えたって元タイトルの方がかっこよくない?」ってなった。

 

映画の合間に「第何章」って表示されるの珍しいな。何か元ネタあんの?

 

主人公が殺しを頼まれて,殺したことの証拠に殺した相手の親指を切って持ってこいって言われるんすけど

 

それを切ってるときに,ドスとか斧とかなくて,包丁しか持ってないもんだから全然切れなくて,包丁を思いっきり振り下ろしたり擦るように切ろうとする時の,骨に当たって「キコキコ」とか「キシキシ」とか「ゴッゴッ」っていう音が聞こえるの,めちゃくちゃリアルで背筋に寒気が走ったわ。

 

そこまで表現しなくていいだろッていうか,普通の凡百の映画だったら絶対そんなところ撮らないと思うんすけど

 

そこをちゃんと撮るのが,この監督の素晴らしいところですね。リアルさが全然ちげぇから。

 

あと,主人公を追いかけてくる社長が強すぎる。めちゃくちゃ強い。ナニモンだこいつ。手斧ひとつで全員ぶち殺してくし,武器がない!ってなったら手元にあった牛骨使って相手の頭蓋骨粉砕してくるの怖すぎる。

 

メチャクチャいいキャラだったからもっともっと漫画的なまでに強い表現してもよかったんじゃないかな。そんぐらい強い,この社長。強すぎる。

 

あとすげぇいい脚本だったけど,マジモンの本格ハードボイルドだったからストーリーが普通に難しくて「今どういう状況?」って聞きたくなるシーンが多かった。特にラストシーンがよくわかんなくて,観終わったあとにネットでネタバレのストーリー観て「あぁなるほどこういうストーリーだったのね」ってなった。別にそういうのなくても面白い映画だったけど,映画にするんならもうちょっとストーリー単純化してもよかったんじゃないかな。

 

あとナ・ホンジン監督っぽく,ラストシーンはやっぱり悲しいね。胸糞もそれなりに悪い。

 

けど俺はなんか,こういう救いのないエピソードに真実味を感じてしまうんだよな。なんでだろう。俺はこんなにも幸せで優しく,自分の生活が日々恵まれていることを噛み締めているのにも関わらず。

20210707

七夕だったんすね,この日。

 

何ら七夕らしいことしてなかったな。

 

その日が晴れてたのか曇ってたのかすら今となっては覚えてないわ。

 

「哭声」観たわよ。

 

めっっちゃくちゃに面白かった。

 

こんなに続きが気になる映画を観たの久しぶりだ。マジですげぇ面白かった。

 

ほとんど前情報なしで観た。前に観た「チェイサー」と同じナ・ホンジン監督だったから,勝手に「ミステリーかな?」って思ってたけど,観終わった後だと「ホラーだったな」って思った。

 

けど,どうだろう。単純なホラーとも違うし,そういう意味でジャンルを横断した名作って感じがしたな。

 

國村隼さんが日本人役で出てるんすけど,めちゃくちゃいいです。あのお祓いバトルシーンとかすげぇよかった。いや,お祓いバトルってなんだよ。

 

最後,どんでん返しがあったあと,またちょっとズルズルやってて,俺は最初「いやあのどんでん返しのシーンで終わらしてもよかったやろ」って思ってたけど,観終わった後しばらくしてから「いや,けどやっぱりあの終わりでよかったような気がする」ってなった。

 

あとそれなりにグロいから,飯食ってる最中とかに観なくてよかったなっていうのは思った。

 

けどこの映画で俺の中でナ・ホンジン監督はめちゃくちゃ好きな監督の1人に入ってきましたね。

 

あともう1作観てないので楽しみ。

20210706

「チェイサー」観たわよ。

 

あ~,マジで胸糞悪い。

 

なんか普通に怖かった。観てるときは別に「怖い!」とか感じなかったんだけど,観終わって夜寝てるときに夢に出てきて寝つきが悪かった。

 

けどすげぇ面白かったよ。この監督の作品は3作しかないし,残りの2作もぜひともみたい。

 

韓国映画マジでおもしれぇ~。こんなこと言ったらマジでめちゃくちゃ怒られる可能性も覚悟してるんだけど,政治的な混乱や治安が安定していない状況である方が素晴らしい映画が生まれてきてるような感じがしてならん。マジで怒られそうなこと言うのやめろ。ごめんなさい,許して。

 

けどWikipedia見たら,直近の大統領みんな退任したあとに逮捕されたり政治的に追い詰められてたりして,流石にどうなってんねんとは思った。

 

ただこれもマジで好みだからなぁ~。邦画だと,俺は「凶悪」とか「冷たい熱帯魚」とか「ヒメアノール」とかが好きだけど,普通に恋愛映画が大好きな人とかいるし,そういう人にとってはここら辺の韓国映画はただただ苦痛なだけだと思う。

 

現実での状況がフィクションに与えている影響ってやっぱあるんだろうなぁって思ったのが「鬼滅の刃」や「チェンソーマン」読んだときに「あぁこの国の若者は本当に貧しくなってしまったんだな」って思った。ああいうのって今まで青年誌で扱うようなそんなテーマだったと思うんすよ。少なくとも「この旅の最後には何かしらの秘宝がある」っていうのを無批判に信じられたような少年時代が昔はあったはずなんすよ。今の少年少女は,「自分たちは貧しい」というのを前提として受け入れていて「普通で平凡な生活を送るには血反吐を吐くような努力をしなければならない」と感じている。

 

そうなると,やっぱり経済的な基盤というところ焦点が当たりがちだし,拝金主義的な思想に近づく人たちも多くなったりするのもしゃあないんやろなとは思いつつ。ただ社会が不安定だから,そこから生まれる物語の質は上がってるような気がしますわ。夢や希望はないけど,血と涙が通った物語は多く生まれてるような気がする。

 

そういや「チェイサー」って藤本タツキ先生が好きっつってたんだよな。「前半と後半で物語が違ってて…」みたいなことを言ってたと思うんだけど,俺は結構一貫した物語だなって思った。これは自分の基盤として一体何があるかっていったところが物語の見え方に影響を及ぼしてるように思えるね。俺はミステリーの畑だから物語を全体として一貫したものとして見てしまう感じがあるけど,ホラーの畑の人は結構物語を細かいカットの連続として見てるのかなって思った。

 

映画はマジでおもろいな。映画作ろうって思ったことはマジで一回もないし,これからもないと思うけど,だからこそドップリ浸かれて熱中してしまうわ。

20210705

サマーウォーズ」を観たわよ。

 

掃除しながら観た。

 

なんか…まぁ毎年夏になるとなんとなくで観ちゃってんな。

 

俺はおばあちゃんが関係各所に電話をかけまくるシーンが一番感動する。あのシーンが一番好き。

 

なんかさぁ,俺たちが初めてあの映画を観た時って「なんで現実の権限とネットの権限が同等になってんだよ」とか「なんでひとつのプラットフォームに頼りっきりのシステムが構築されてんだよ」みたいな

 

そんなツッコミをしながら酒飲んで騒いでたような気がするんすけど

 

このまえGoogleのサーバーがエラー起こしてたとき,結構いろんなところに影響出てたから

 

いつの間にやら,あの世界に結構近づいてきてるんだなぁって思ったわ。

 

細田作品は結構「共同体」っていうのをテーマに物語を描こうっていうのがあったと思ってるんすけど。

 

サマーウォーズはオンラインの発達の中での「家族」っていう共同体のはなしだったと思うし

 

おおかみこどもの雨と雪も,異邦人として共同体にどう溶け込むか,もしくは共同体をどう形成するか,またどのような共同体に自身の居場所を置くのかとかといった感じで

 

バケモノの子は「家族」という存在にとらわれない共同体の可能性を探る…みたいな感じだった…と思うんだけど,結局最終的に「家族」的なところに向かって行ったな…って思った。

 

未来のミライは知らない。僕は観てないから。今度観るか。

 

まあこういった感じで「共同体」の中でどのように生きていくかというのがかなり重要なテーマだったと思う。

 

というか,2000年代ぐらいから細田作品に限らず,あらゆるコンテンツはずっとこの「共同体」というようなテーマを扱ってきたんだろうな。

 

ただ現実的なところだとまあ,この共同体の創出というところはなかなかできてない感じがする。とにかくネットワークが広がるだけ広がって,けど普段見えている世界はGoogleのサジェストの範囲内で,そしてそのGoogleのサジェストの範囲が共同体となっているかというと,決してそうではないという

 

興味の対象でつながるか……。しかし,俺は興味の対象なんてお互い合ってなくてもいいと思っちゃうわね。俺の友達はほとんど全員趣味が違うよ。FPS好きな奴もいれば,ボードゲームが好きな奴もいて,VTuberが好きな奴もいれば,月9のドラマが好きな奴もいて……。

 

別に俺たちゃ趣味があったから仲良くしてんじゃねえんだよな。趣味なんか全然違うからね。

 

まぁ何が言いてぇかっていうと,特に何も言いたいことがねえのよ。俺は俺の友達が健やかに穏やかに過ごしてほしいし,そのためには何か俺ができることがあったら助けになりたいってことぐらいしか……。

 

愛は祈りや,ワイは祈るンゴねぇ…。

 

それがまぁ人によっては一つの共同体になるのかもしれない。「家族」や「地域」といったような以前からある形ではない形での「共同体」の姿を模索するっつぅのが,いま大事なんじゃないすか。

 

知らん知らん知らん!俺はわからん!

20210704

目の前通って行った女子高生が,スカートを短くしようと巻きまくってて,なんぞ力士のまわしみたいになってた。

 

知らん爺ちゃんが電車の中で,ひじ掛けに突っ伏して寝てる。

 

母なる証明」観たわよ。

 

いやぁ~……面白かったぁ~。

 

完全にね「うわ,ヤラれた!!」って思った。うわぁ~,前情報にものの見事に踊らされましたね。

 

脚本と演技が上手すぎる。国が違うのにすんげぇ「あっいるいる!こういう奴いる!!!」って思った。

 

あんまり言い過ぎるとネタバレになっちゃうから嫌だな。

 

主人公の友達役やってた人の演技めちゃくちゃいいな,キャラクターも魅力的だし……って思ってたら,どうやらその人が助演男優賞取ってたっぽい。

 

分かるなぁ~…。けど役名を言え!って言われると完全に忘れた。何て名前だったっけ? 幼馴染ってことしか覚えとらん。

 

ラストシーンとかもマジでいいんすよ。

 

いやぁ~…けど何言ってもネタバレになるな。とにかくメチャクチャ面白かったんで大変感動しました。

 

また観ます。

20210703

 

なんや気づいたら1か月分ぐらい日記のストック溜まってんな。

 

笑てまうわ。オホホ。

 

オールドボーイ」観たわよ。

 

久しぶりに観たなぁ~。

 

俺ね,昔閉じ込められてたビルに行って金槌片手に暴れまわるあのシーン大好き。

 

カメラがさ,通路の横側からちょっと遠景で撮っててさ

 

あれどうやって撮ってんだろうね。左側の壁がないセットとか作ったのかな?

 

あの構図,藤本タツキ先生のファイアパンチでもチェーンソーマンでも出てきた構図だったから,藤本先生も好きなのかなって思った。

 

もしくは「オールドボーイ」以前にもああいう演出ってあった? ありうるな……。

 

ストーリーは前に観てもう知ってる分,演出とか美術とかに目が行ったわね。あの,アジア映画の彩度が低い画面作り,俺大好きなんすよ。

 

日本映画って,ドラマとか観てると余計に思うんすけど,画面の彩度高くないですか? マジで言葉選ばずに言うと,幼稚園児の描いた絵みたいにビカーッてなってる。観ててスリルに欠けるから,なんか見続ける気にならないんだよな。言葉選べや。すいません。

 

主人公が自分の舌をハサミで切りちぎるシーン,「あっ殺し屋1でこんなシーンあったな……」って思った。

 

やたらと模様がうるさくて,一方で彩度が低いのっておしゃれだよなって思うようになった。そういうシャツとかめちゃくちゃかっこいいと思う。

 

「ええか?その街で一番派手なシャツを着ろ」

 

映画はそう,俺たちに教えてくれた。