2020年12月7日

色々と結果が出ないものの,悪あがきでも行動を起こすと見えてくるものがあるわけであって

 

レーベルに曲を送った時に,今までは「聴いてすらいない」という状態が日常茶飯事であったが

 

ここ何回は「聴いてはもらえてる」という感触を味わっている。

 

これがいつか結果に結びつくといいのだけれど…と思いながらGmailの受信ボックスを見つめる毎日。

 

単純に自分の好きでやってることなのだから,Bandcampなどを用いて自分でリリースすれば少なくともここ数カ月感じている無力感や鬱々とした閉塞感を味合わなくてすむとは思うのだけれども

 

結局のところ,セルフプロモーションなるものがいちばん苦手な自分にとっては,そのような自主リリースは結局のところ自分の周りの知り合い以外に届くことは一切なく,それはそれで一切の広がりを感じられないまま,今味わっているのとは違う種類のぬるりとした閉塞感を味わうだけになるだけなんだろう。

 

なんとか人生におけるこの閉塞感というか,いつまで経っても横滑りしていく感覚をどうにかしたいものだと常々思う。

 

そんななかで,仕事の方はもうてんで駄目って感じであって,正直いっさい話にならない。

 

自分なりに悪あがきして見えてきたモノとしては,自分の才能の無さというものであって,自分の周りの重要な人たちからは自分はいっぱしの人間であると思わされてきた(思ってもらってきた)ところがあるが,広いこの社会というものに換算してみると,まあ人並の存在でしかないというのはこのところ常々感じるところである。

 

そういったところで難しさというか,さてさてこっからどうしたものかと考えあぐねているところが現在の自分の状態でして

 

やたらデカい壁とツルハシがある部屋で,自分なりに壁に向かってそのツルハシを振り上げてきたわけであるが,どうやらなかなかにこの壁は高く厚く頑丈である。

 

しかしこの部屋から出た方がいいのか,それとも…という感じをこちらも毎日味わっている。

 

この壁に穴が空かない限りは,少なくとも他人がすでに何年も前に通ってきた道を周回遅れで辿ることになるか,もしくはこの部屋にとどまり続けるしかないが

 

どちらにしても尻すぼみであり,具体的な未来が見えるわけではない。

 

我々はよく目の前の人に「将来の不安ではなく今ここに集中しよう」ということを言ったりとかするわけだけれども

 

逆に我々は「目の前のことではなく,これから先のことを考えて行動しよう」と常々言われているのだから,まあ皮肉なものである。

 

そして事実,先のことを考えて行動しなかった人たちがどういう道筋を通っているのかも,それなりにはっきり見えてきてしまっているわけである。

 

なんとも世知辛い。

 

せめてどうにもならなくなる前にどうにかトドメをもらえないだろうかと思うばかりであって。