2020年12月9日

本当はもっと俺はうまくやっていきたかったんだぜ。

 

俺はただ単に運が悪いのか,才能がないのか,努力が足りんのか,誰かホントのところ言ってくれ。

 

前日の話し合いが午前3時にまで長引いたが,俺は俺でその日の昼のMTGの資料がまだできてない。

 

何とか朝の4時半まで粘ったけど「ダメだ,全然頭が働いてない。いったん寝よう」と寝床に入り

 

瞼を閉じたが運の尽き

 

目が覚めた時は既に午前10時になっていたのであって,そこから慌てて資料作成をするも完成したのは丁度正午。

 

急いで支度をし(といっても,マジでこの日は寝間着に使ってたスウェットのまま出発してしまった)電車に乗るも,すでに5分ほど遅刻の様相

 

まだ資料の印刷も出来ていないので,悪いと思いつつ後輩に連絡,電車の中で文書ファイルを送付し印刷を頼む

 

なんとか5分ほどの遅刻で済んだが,だからといってまず配った文章自体がかなり理解が難しいものであって,本来時間に余裕がある状態で何度か読み通すことで主旨が理解できるといったもの

 

結局フロアからの意見としては「わからん」「むずい」「理解ができない」みたいなところであって,上司には「見れば見るほど穴が見える」と散々な結果である。

 

挙句の果てに「まあこういう抽象的なものもライフワークとしては良いのではないでしょうか」と言われ,とっさに「まあ金にはならんのですがね」と楯突いてしまう

 

あまりにも幼稚な口答えであったが,しかしながら金がなければこんな時間も金もかかるものを行うことはできないわけだし,趣味感覚で言われても困るのである。

 

あちらからしたら「好きなことをやるんだから,趣味でもやれてればいいよね」という呑気な考えかもしれんが,こちとら将来キャリアや年収に直接関わることなのだ。特に自分のような非正規で働いているフリーランスは収入や保障がしっかりなされているわけではないので,こんな金も時間も無限に食う仕事を趣味感覚でやってるような余裕はない。どんなことになっても最低「住む場所食う物着る衣服」が保証されているような立場ではないのだ。

 

できるだけ今よりも境遇をよくしようと努力している行動について,「一生かけての趣味になるんだからいいよね」と言われても,素直に首を縦に触れるわけではないのである。

 

幸いなんとか気を取り直して,仕事の修正に励んではいるし,自分はそれができる人間だと感じているが,いつかこういったことが続いた先に,どこかでポキリと自分が折れてしまうのではないかと思わんわけではない。現に今の自分は自らのほとんどの行動について「楽しい」だなんて感じてはいないのである。「やらない方がつらい」からやってるのであって,それがいつか「やってる方がつらい」という方が大きくなれば俺はやらなくなってしまうと思う。

 

その時が来るのが俺は怖いのである。

 

その後にまたMTGがあり,その後もまた,その後も…と続くと完全に頭が回らなくなってくる。

 

最後には相手が言ってることが無茶苦茶なのか,自分の理解能力が無茶苦茶になってるのかよくわからずに,話の内容をほとんど理解できないなんて事態にまで落ちいった。

 

最終的に事案は再び資料を修正したのち,来週上司を含めた会議の開催を見たが,やはりというかなんというか資料修正は自分たちの仕事であってなんというかもうやってられんよ。

 

その後,来年の人事を決める事項に移ったが,完全に脳みそが動きを止めてしまいどうにもならん。

 

なんかいろんなことを聞かれた気がするが,もう俺には分からん。というかむしろ当事者同士で話し合った方がいいのではないか,俺たちを挟んで話し合った方がいいのか,わからんよ俺は,もうわからん,といった脳みその状態にまでなってしまい,脳みその代わりに油粘土でも入ってるのかとでも言わんばかりに頭が重い。

 

色々終わったあとにはもう言葉を発するのでさえ億劫というか,頭で考えて物事をしゃべることができなくなってしまっていた。

 

にもかかわらず,まあまたこの日の会議で出た修正案を実際に修正するのは我々なのであって,いたたまれんよ,ホント。

 

パセリと一緒に晩飯を食いに行くが,双方疲労困憊,口が重く,珍しいぐらいに無言の時間が続く。

 

たまに言葉を発しても文章が意味をなしてない。まあこれについてはいつものことではあるが。

 

帰った後,パソコンを点け,今日の資料の再修正。時刻は既に11時。

 

結局すべてが終わったのは午前2時。ふぅと大きくため息をつくと,パセリは通話を切るよりも早くいびきをかいて寝始めた。

 

俺はもう一人の同僚と2回麻雀を打った後,自分の作った曲をまた海外のレーベルに送り付けはじめた。

 

こちらも正直まったく芽は出てない。先日,送ったレーベルからはありがたいことに返信が来たが

 

「申し訳ないけど,うちのレーベルのイメージとはフィットしないんだよね…」

 

とのこと。もし本当にそうならこちらの問題だが,本当は実力が足りていないのであれば素直にそういって欲しいと思わんでもない。

 

そろそろ疲れちゃったから

 

寝た。