20210607
矢作俊彦の「WRONG GOODBYE」を読んだわよ。
元ネタのレイモンド・チャンドラーの「LONG GOODBYE」マジで大好きなんですよね……。
1年に1回は読み返したい本なんすけど
村上春樹訳の方が,何年か前に,人に貸したっきり返ってこない。連絡先も知らない人だからもう一生返ってこない。
けどなんか,買いなおすか~っていう風にもなりにくいのが困ったところで……。
多分,清水俊二訳の方は手元にあるからだろうな……。
家の本棚がマジで圧迫されてきて,これ以上本置けなくなってきてる。
決心して何冊かは売らなきゃいけないなと思うんだけど……。なかなか売れない。本を捨てるのってマジでむずかしい……。
WRONG GOODBYEはね,面白かったですよ。ハードボイルドの文体って毎回憧れるんよね。
逆に最近,このブログの文体がマジで気に入らなくて仕方ねえの。2,3カ月前までは結構いい文章書けてんなぁ~って思ってたんだけど,最近の文章はマジでダメ。台所の三角コーナーみたいな文章。
なんで? っていうかブログの文章でスランプってどういうことよ。
多分,アレなんだろうな。最近友達としゃべることが少なすぎて,自分なりの,口語体をそのまま文語にする感覚というかが,まずその前の口語の感覚を失ってきててうまくいかんくなってきた感じがする。
ハードボイルドの文体って,極力説明省くのめちゃくちゃかっこええよね。だから,説明省かれ過ぎて,オレいまいちこの小説のラストがどうなったのかよくわかってない(アカンではないか)。俺の文章は聞かれてないことも全部喋っちゃう文章。うるせぇし,品がねえの。田舎の病院みたいな文章だよ。田舎の病院に謝れ。ごめんなさい。
あとやっぱり久しぶりに小説読むと気分上がるよ。固い文章ばっか読んでると頭も固くなっちゃうからね。それは文章が固いんじゃなくて,お前の頭が柔らかくないだけでは? うるせぇ,俺は真実が嫌いだ。
『兄さんは世の中におこることが何もかもいやなんでしょ』
そう,俺は世の中におこること何もかもがいや。ホントにいや。マジ勘弁して。
『頼むから静かにしてくれ』
お互いにそうだぜ。お前らがこれ以上喋らねぇっつぅんなら,俺だって金輪際一言も喋らねぇよ。